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大公妃候補だけど、堅実に行こうと思いますのなろうを全話読んでみた感想とあらすじ

今回は、「大公妃候補だけど、堅実に行こうと思います」のなろうを全話読んでみた感想とあらすじを紹介します。

王道のシンデレラストーリーかと思いきや、まさかの展開の連続で読者を驚かせます。テレーゼの明るく実直な性格、彼女を支える護衛騎士ジェイド、そして周囲の魅力的なキャラクターたちとの温かな交流が心を掴みます。

「報酬」を大切にし、家族や領民のために努力するヒロインの姿は共感を呼び、恋愛だけでなく友情や成長も丁寧に描かれています。

予想を裏切りながらも、誰もが幸せになれる展開に心温まる作品です。

大公妃候補だけど、堅実に行こうと思いますのなろうを全話読んでみた感想とあらすじ

Web版本編

本編あらすじ

桃色がかった金髪の17歳テレーゼ・リトハルトは、名ばかりの侯爵家の娘で家計を助けるために内職に励んでいます。ある日、彼女はレオン・アクラウド大公の妃候補として城に招かれます。報酬目当てで参加したテレーゼは「無事に過ごして良い就職先を見つける」という堅実な目標を立てます。

城では護衛騎士ジェイド・コリック、官僚のリィナ・ベルチェと出会い心強い味方を得ます。一ヶ月後の指輪の儀式で、レオン大公は衝撃の告白をします—大公妃は7年前に決まっていたと。指輪が反応したのはリィナであり、彼女こそが大公が探していた女性でした。

大公妃になれなかったテレーゼはリィナの女官として働き、ジェイドとの関係を深めていきます。やがてジェイドからプロポーズを受け、テレーゼは結婚を決意。コリック家を訪問し温かく迎えられ、彼女の名は「テレーゼ・コリック」として歴史に刻まれます。

本編感想

とても心温まる物語でした!

テレーゼの「報酬のために頑張る」という姿勢が非常に共感できます。

貧乏侯爵家の令嬢という設定も新鮮で、華やかな世界の中での彼女の堅実さが良いコントラストになっています。

主人公テレーゼの「目立たず、つつがなく過ごし、素敵な就職先をゲットする」という現実的な目標設定が、王道ラブファンタジーとは一味違って面白いです。彼女が家計を助けるために内職や家事に励む姿は、苦労を知る女性なら誰しも心を打たれるのではないでしょうか。

また、大公妃選びの裏側にある「7年前からの恋」というサプライズ展開も素敵です。レオン大公とリィナの恋愛ストーリーが気になりますね。切ないけれど、二人の再会はロマンチックで胸が熱くなります。

そして何より、テレーゼとジェイドの関係性が魅力的です。彼が彼女をさりげなくサポートする姿や、テレーゼが自分の気持ちに素直になっていく過程が丁寧に描かれているようで、読んでみたくなりました。

「大公妃になれなかった候補者」がどうなるのかというのは意外と描かれていない部分だと思いますが、この物語ではそこから始まる新たな人生と幸せを描いているのが新鮮です。

自分の力で未来を切り開き、周囲の人たちとの絆を大切にしながら幸せを見つけていくテレーゼの物語は、現代を生きる私たちにも勇気をくれるメッセージが詰まっていると思います。ぜひ一度読んでみたいと思いました!

WEB版続編

続編あらすじ

続編では、テレーゼとジェイドの婚約生活が描かれます。テレーゼの弟エリオスは結婚を祝福し、父オーウェンはジェイドに試練を与えます。コリック家ではジェイドの姉サフィーアと出会い、花に対するトラウマを抱える彼女に造花を贈って絆を深めます。

リィナは大公妃となる準備を進め、テレーゼは女官として彼女を支えます。テレーゼは結婚に向けて家事や裁縫の腕を磨き、家族や領民のために尽くす決意を固めます。サフィーアはテレーゼとの出会いをきっかけに過去のトラウマを乗り越え、夜会への参加を決意します。

このように続編では、テレーゼが婚約、家族、仕事を通して幸せを見つけていく姿と、リィナやサフィーアなど周囲の人々の物語も描かれています。

続編感想

テレーゼとジェイドの関係が婚約へと進展し、それぞれの家族との交流が丁寧に描かれているのが素敵でした。

特に印象的なのは、テレーゼがジェイドの家族と絆を深めていく様子です。オーウェンがジェイドに試練を与えるところには、父親らしさが感じられて微笑ましいです。

サフィーアのキャラクターと彼女の花に対する特別な感情の描写が興味深いです。
テレーゼが造花を贈るという心遣いも、彼女の成長と優しさを表していて心温まります。
人間関係を築くうえでの細やかな心配りが描かれているのは、現実世界でも大切なことですよね。

リトハルト家の領土で栽培されたハーブとコリック家の名産品である綿製品の交換は、二つの家が結びつくシンボルとして素敵な設定です。それぞれの家の特色が物語に活かされていて、世界観の厚みを感じます。

大公妃となるリィナとテレーゼの友情が続いているのも嬉しいポイントです。立場は変わっても、お互いを支え合う二人の関係性が素敵です。テレーゼが女官として働きながらリィナを支える姿は、自分の居場所と役割を見つけた彼女の成長を感じさせます。

サフィーアの過去のトラウマと夜会への参加を決意するエピソードも、キャラクターに深みを与えていて感動的です。彼女の婚約者が古びた花を贈るという描写からは、サフィーアの気持ちを理解する深い愛情が伝わってきます。

全体を通して、主人公テレーゼの堅実さと優しさが光る物語ですね。

彼女が自分の家族や領民のために精一杯努力する姿勢は、現代を生きる私たちにも共感できるメッセージがあります。それぞれのキャラクターが自分なりの幸せを見つけていく過程が丁寧に描かれていて、読後感の良い作品だと思います。

女性漫画

Posted by mito