屋根裏部屋の公爵夫人結末までのネタバレ感想!ステラの最後は?タイセイ王国編も
今回は、政略結婚からスタートする超おもしろファンタジーロマンス『屋根裏部屋の公爵夫人』の結末までのネタバレあらすじをご紹介します!
最近よく見かける「悪役令嬢もの」とは一味違う、クールでスマートな展開に夢中になっちゃいましたよ♪
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屋根裏部屋の公爵夫人原作小説ネタバレと感想!政治的な陰謀渦巻くルメオン公国とエリー公女
「屋根裏部屋の公爵夫人」作品情報
タイトル | 屋根裏部屋の公爵夫人 |
---|---|
ストーリー概要 | 政略結婚で公爵ヒューバートの妻となったオパールが、敵意に満ちた新居で「天使」と呼ばれる女性の存在や不名誉な噂に立ち向かい、領地経営を通じて自身の地位を確立していく物語。 |
ジャンル | 女性マンガ、ファンタジー |
出版情報 |
出版社:KADOKAWA レーベル:B’s-LOG COMICS 配信開始:2019年11月30日 |
特記事項 |
・電子コミック大賞2022受賞 ・原作者による書き下ろしショートストーリー収録 ・シーモア限定特典・電子特典付き |
「屋根裏部屋の公爵夫人」は、2019年11月にKADAWAWAのB’s-LOG COMICSから刊行された女性向けファンタジー作品です。
政略結婚により若き公爵ヒューバートの妻となった主人公オパールの成長を描いた物語で、電子コミック大賞2022を受賞しています。
物語は、公爵家の屋敷で屋根裏部屋に追いやられた新公爵夫人オパールから始まります。
彼女を取り巻く環境は決して優しいものではありません。
屋敷の人々は「天使」と呼ばれる謎の女性を大切にする一方で、オパールに対しては根も葉もない噂を流し、敵意を向けています。
しかし、負けず嫌いな性格のオパールは、この状況に屈することを選びません。
周囲の「女性は領地経営と無縁」という偏見を逆手に取り、誰も予想しない方法で自身の地位を確立していきます。
彼女の積極的な姿勢と意外な才能は、徐々に周囲の態度を変えていくきっかけとなっていきます。
作品の特徴として、ヒロインの力強い成長描写、テンポの良いストーリー展開、魅力的なキャラクター造形が挙げられます。
特に、政略結婚から始まる新婚生活と領地経営という要素を組み合わせた展開は、読者から高い評価を得ています。
また、原作者のもり先生による書き下ろしショートストーリーが林先生によってコミカライズされ、特別収録されているのも本作品の魅力の一つです。
ヒロインの成長、恋愛、そして領地経営という多彩な要素が織り交ぜられた本作は、「弱い立場から這い上がる」というモチーフを美しい作画とともに描き出し、多くの読者の心を掴んでいます。
「屋根裏部屋の公爵夫人」登場人物
本編
オパール・ホロウェイ
・19歳で政略結婚。26歳で離婚
・負けず嫌いで頭が良く、意地っ張りな性格
・早くに母を亡くし、父や兄との関係は薄い
・領地経営の才能を持ち、女性の自立支援にも熱心
・幼い頃からクロードに好意を抱いていた
クロード・アートレイ
・男爵家の三男。オパールの幼なじみ
・母はタイセイ王国の貴族の娘
・誠実で優しい性格だが、オパールに対しては強引な面も
ヒューバート・マクラウド
・26歳で政略結婚したマクラウド公爵
・12歳で両親を事故で亡くし、その際のトラウマを抱える
・当初は傲慢で未熟な性格だが、次第に成長していく
・ステラを妹のように思い、過剰に保護する
ステラ・ノーサム
・ヒューバートの遠縁で、病弱な娘として描かれる
・ヒューバートへの執着が強く、オパールに敵意を向ける
ホロウェイ伯爵(オパールの父)
・冷徹な実業家として知られる
・娘の結婚を利用して公爵家との関係を築く
・表面上は冷淡だが、実は娘の将来を考えて行動している
ジョナサン・ケンジット
・オパールの叔父で王宮の法務官
・オパールが公爵家の財産を奪取する際に協力
・甥っ子思いの良き理解者
トレヴァー
・ホロウェイ伯爵領の有能な土地管理人
・オパールに領地経営を教え、常に支援する
・誠実で信頼できる人物
タイセイ王国編
アレッサンドロ国王
– タイセイ王国の国王(40歳)
– 抜け目なく策略家で、時に意地の悪い性格
– クロードを右腕として重用し、強い信頼を寄せている
– 疫病と内乱で荒廃した国を立て直した手腕家
ジェブ・キーモント
– 伯爵家の次男(30代半ば)
– 複数の女性に結婚を約束して関係を持ち、見捨てた放蕩者
– 賊の一味として逮捕される
– ヒューバートの学友
ベス
– 元マクラウド公爵家の侍女
– キーモントに騙され妊娠するも見捨てられる
– 以前はオパールを蔑んでいたが、助けられて心を開く
ナージャ
– オパールの侍女
– 昔からオパールに忠実で、率直な性格
– オパールのために侍女見習いとして修行を積んだ
エリク・バポット(プラドー男爵)
– クロードの友人
– 傲慢で差別的な考えを持つ
– オパールに対して敵対的
テューリ・バポット(アマディ子爵)
– エリクの兄
– クロードの友人だが、同じく高慢な性格
アラン・マロン
– 新聞記者
– オパールの元公爵家の御者の息子
– オパールに憧れを抱いている
本作品の特徴として、単純な善悪の区分けではなく、それぞれのキャラクターが複雑な背景や動機を持って行動する点が挙げられます。
例えばヒューバートは、最初は反感を買う人物として描かれますが、その後の成長過程や過去の苦悩が明らかになることで、より立体的な人物像が浮かび上がってきます。
また、サポートキャラクターも単なる脇役ではなく、それぞれが物語の展開に重要な役割を果たしています。
特にトレヴァーのような実務能力の高い人物の存在が、オパールの領地経営という物語の軸を支える重要な要素となっています。
『屋根裏部屋の公爵夫人』あらすじネタバレと結末
冷たい公爵邸での生活
19歳の伯爵令嬢オパールは、社交界デビュー時の醜聞により評判を落としていました。
ある夜会の庭で何者かに襲われ、騒ぎ立てたことで「傷物」とされてしまったのです。
それから3年後、父の命により26歳のマクラウド公爵ヒューバートとの政略結婚が決まります。
結婚後、オパールは公爵邸で冷たい扱いを受けます。
特に公爵の幼なじみで病弱とされるステラとその母親ノーサム夫人からの敵意は露骨でした。
さらに主寝室はステラが使用しており、オパールは客間に追いやられます。
この状況に反発したオパールは、意地で屋根裏部屋での生活を始めます。
領地の不正と大胆な策略
やがてオパールは公爵領の不正を発見します。
土地管理人のオマーが横領と賭博に手を染めていたのです。
しかしヒューバートはオマーを信頼し、オパールの進言を一蹴。
そこでオパールは法務官である叔父の協力を得て、詐欺まがいの方法でヒューバートから全ての財産を譲渡させることに成功します。
財産を得たオパールは、荒廃した公爵領の立て直しに奔走。
一方のヒューバートは、オパールの父である伯爵の下で投資の手ほどきを受け、着実に成長していきます。
やがて借金を返済し、いくつかの土地を買い戻すまでになりました。
マンテストの開発と危機
4年後、ヒューバートは新たな土地「マンテスト」の開発に乗り出します。
しかし、オパールの土地までも勝手に担保に入れてしまい窮地に。
このとき救いの手を差し伸べたのが、タイセイ王国のルーセル侯爵でした。
侯爵は技術者の派遣と資金提供を約束。
おかげで開発は成功し、ヒューバートも借金を完済できました。
幼なじみとの再会
その後、オパールとヒューバートは離婚。
ヒューバートは成功した投資家として新たな人生を歩み始め、オパールは祖母から相続した小さな屋敷で静かな生活を送ります。
そして数年後、オパールのもとにルーセル侯爵が訪れます。
実は侯爵の正体は、オパールの幼なじみで初恋の相手だったクロードでした。
8年前に姿を消していたクロードは、母の故郷であるタイセイ王国で功績を上げ、侯爵位を得ていたのです。
クロードは昔からオパールに想いを寄せており、2度も結婚を申し込もうとしていましたが、身分差から伯爵に断られていました。
今度こそ対等な立場でオパールに愛を告白したクロード。
オパールもまた、ずっと変わらぬ想いを抱いていました。
2人は晴れて結ばれ、タイセイ王国で新たな人生を始めることになります。
さらにクロードは国王から公爵位を授かることが決まっており、オパールは再び公爵夫人となるのです。
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『屋根裏部屋の公爵夫人』タイセイ王国編ネタバレあらすじを結末まで
新婚生活と新たな問題の始まり
物語は、政略結婚から解放され、幼なじみのクロードと結ばれたオパールの新婚生活から始まります。
二人の結婚式直後、オパールの元夫であるヒューバート・マクラウド公爵が訪れ、娘ステラについて相談を持ちかけます。
新しい婚約者から「ステラとの縁を切るように」と要求されており、その対応に悩んでいたのです。
そんな中、オパールは社交界の夜会で、過去に彼女を誘惑しようとしたキーモントと再会します。
キーモントは複数の女性に結婚を約束して関係を持ち、妊娠させたまま放置していた事実が発覚。
その中には元マクラウド公爵家の侍女ベスも含まれていました。
オパールは社交界でキーモントを糾弾し、養育費を要求します。
折しもキーモントには賊の一味として逮捕状が出ており、その場で逮捕されることとなりました。
ボッツェリ公爵領での試練
タイセイ王国への帰国後、アレッサンドロ国王からの呼び出しでクロードが長期不在となります。
オパールは一人で、新たに授かったボッツェリ公爵領の統治に向かうことになります。
この地は内戦時に反乱軍の拠点となった保守的な土地でした。
オパールは農業改革を進めようとしますが、土地管理人のダンカンから「農機具は悪魔の道具」と強く反対されてしまいます。
しかしオパールは諦めず、自ら農作業に参加して農民たちとの信頼関係を築いていきます。
その努力により、少しずつ改革は進展していきました。
ところが公爵領の視察中、オパールは反国王派の残党に監禁されてしまいます。
反国王派が新たな蜂起を企てており、オパールを人質として利用しようとしていたのです。
国王の策略と幸せな結末
実はこれら全ては国王アレッサンドロの策略でした。
オパールを囮にすることで、潜伏していた反国王派の残党を一網打尽にする計画だったのです。
クロードも密かに潜入して反国王派の動きを探っており、無事にオパールを救出。
反乱は未然に防がれ、首謀者たちは裁きを受けることになります。
その後、オパールはクロードとの間に子供を授かり、公爵領の改革も順調に進んでいきます。
ステラの最後は?病気は嘘?
開発の成功後、ヒューバートは王都近郊に新しい屋敷を購入し、ステラと母を移住させました。
実は深刻な病気ではなかったステラは、新しい医師の治療により健康を取り戻し、ようやく閉じこもった生活から解放されることになります。
(主治医のハリソン医師が高額な薬を処方していただけだったことが発覚)
ただし、ヒューバートへの執着は変わらず、オパールに対する敵意も最後まで残ったままでした。
タイセイ王国編では、ステラは直接登場しませんが、ヒューバートの訪問時に状況が簡単に説明されています。
新しい婚約者のマリエンヌ嬢から「ステラと縁を切るように」と要求されていたことについて、ヒューバートはその後、マリエンヌ嬢とその両親であるルフォン伯爵夫妻と話し合い、婚約を見送ることを決めたと報告しています。
またステラについては、「これを機会に王都からかなり離れた土地で暮らすことにした」と伝えられます。
この決定についてオパールは、「言いたいことはあったが、自分が口を出すことではないと話を聞くだけにとどめ」ています。
これ以降、ステラに関する展開はタイセイ王国編では語られていません。
「屋根裏部屋の公爵夫人」感想
読み終えて思うのが、ストーリーがすごく奥が深い!
ヒューバートとの結婚生活って、一見すると不幸な出来事に見えるんですが、実はオパールにとって大切な転機だったんですよね(・ω・)
意地っ張りが高じて始めた屋根裏部屋生活が、皮肉にも彼女の才能を開花させるきっかけになるなんて!
私たちも「人生何が幸いするかわからない」ってことありますよね♪
そして最後は…!
ずっと想い続けていた幼なじみのクロードと結ばれるという、もう完璧すぎるエンディング!
久しぶりに「運命ってあるのかも…」って思っちゃいました(。>ω<。) 個人的にはステラがどうなったのか気になるんですよね~。
タイセイ王国編感想
タイセイ王国編では、ハッピーエンドを迎えたオパールとクロードのその後が気になっていた方も多いのではないでしょうか?
最初は「ラブラブな新婚生活をイチャイチャと描いた巻になるのかな?」って思ってたんですけど…
まさかこんなにシリアスな展開になるとは!(゜ロ゜)
ヒロインのオパールは相変わらずパワフルな女性で、前作からの成長がすごく感じられました。
特に、クロードが長期不在になった時の彼女の行動力には感動!
一人でボッツェリ公爵領の改革に立ち向かう姿がとてもカッコよかったです。
やっぱり強いヒロインって素敵ですよね♪
それにしても、アレッサンドロ国王のストラテジーには驚きました。
オパールを人質事件に巻き込んでおきながら、実は反国王派の一斉検挙を狙っていたなんて…。
政治サスペンス的な展開もあって、ページをめくる手が止まらなかったです!
個人的に印象に残ったのは、保守的な領民たちとの関係性が少しずつ変化していくところ。
最初は「夫に見捨てられた」なんて陰口を叩かれていたオパールが、自分から農作業に参加して信頼を勝ち取っていく過程が上手く描かれていて、グッときました…!
そして何より嬉しかったのは、最後にオパールとクロードに赤ちゃんが授かるシーン(´?`)?
二人の新しい家族の始まりを見られて、読者としてもホッとしました。
兄のジュリアンが実は◯◯だったという展開も意外で面白かったです。
ラブストーリーはもちろん、貴族社会のドラマチックな人間関係や政治的な駆け引きなど、様々な要素が絶妙なバランスで描かれています。
特に仕事でストレスを感じている同年代の女性には、きっと元気をもらえると思います!
みなさんも、ぜひこの素敵な物語を読んでみてくださいね!
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「屋根裏部屋の公爵夫人」見どころ
クールでカッコいいヒロイン
オパールは今でいうキャリアウーマンみたいな感じ?
政略結婚という理不尽な状況でも、ちゃんと自分の道を見つけて突き進んでいくんです。
でも時々見せる意地っ張りな部分が可愛くて、すっごく親近感が湧きます!
イケメン2人の魅力
ヒューバート公爵は最初ちょっとツンデレ気味だけど、実は深い過去を持つ複雑な人物。
一方、幼なじみのクロードは超王道イケメン…
と思いきや、実は大国の重要人物だったという意外な展開も! (?????)
リアルな経済活動
「ファンタジーなのに投資の話!?」って思うかもしれませんが、これが意外とグッときます!
領地経営とか投資の話が、ちゃんとストーリーの重要な部分を担っているんですよね。
現代のビジネス書みたいな要素もあって、スキルアップにも使えるかも!?
屋根裏部屋の公爵夫人はこんな人にオススメ
・「強くてカッコいい女性主人公」が好きな方
・ドロドロした展開よりスマートな解決が好きな方
・ビジネス要素のある異世界ファンタジーに興味がある方
・「最後は幸せになってほしい」派の方
最後に
正直、最初は「またの政略結婚もの?」って思ったんですが、全然違いました!
主人公の成長や、脇役たちとの関係性の変化がすごくリアルで説得力があるんです。
特に、オパールが自分の力で運命を切り開いていく姿は、頑張ってるアラサー女子にも通じるものがあるかも…
さらに嬉しいことに、番外編での続きも予定されているそうです!
新生活でのオパールの活躍も楽しみですよね♪
それではまた次回の本レビューでお会いしましょう!
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